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第18回渋谷コロキウム〈公開講演と対話〉
『アナログとデジタルでつくる豊かな社会』開催


主催:東京都市大学
共催:東急グループ

2009-06-01UP

 去る4月30日、18:00〜20:00、渋谷エクセルホテル東急において、第18回渋谷コロキウム〈公開講演と対話〉『アナログとデジタルでつくる豊かな社会』が開催された。当日は株式会社ルネサステクノロジ・取締役の中屋雅夫氏、東京都市大学 知識工学部教授の堀田正生氏による講演が行われた。

 渋谷コロキウムは、現代社会における問題や話題等をテーマに、東京都市大学(東京都世田谷区・中村英夫学長)と東急グループの各企業が連携を図りながら、自身の持つ知的資源を地域社会へ提供することによって、地域社会との密接なつながりをつくり、大学・企業・地域社会が共に発展していくことを目的として開催している。「コロキウム」とは、ラテン語のコロキウム(談話・会談)に由来し、現代語では、対話、討論(会)やゼミナールなどを意味する。講演会だけではなく参加者との対話を行いたいという考えから、「コロキウム」の名称とした。

 中屋氏は「ここまできている先端システムLSIと社会への貢献」をテーマに、LSIの性能、経済性向上と産業の発展による社会貢献について講演を行い、堀田氏は「いまなぜアナログ技術か」をテーマに、デジタル全盛時代にシステムの性能を決めているアナログ技術の重要性についての講演を行った。

 LSIは、半導体のチップ上に多数のトランジスタやダイオードなどの素子を集積して電子回路を構成したものだが、1000〜10万個程度の素子を集積したものをLSI(大規模集積回路)と呼んでいる。身近な電子機器では、たとえば携帯電話やデジカメなどに使われており、電子情報、通信機器のシステムを構成するための重要な部品だ。

 LSIの開発は、2000年まではいかにチップを小さくするかをテーマに開発が行われてきたが、2000年以降は機能向上をテーマに開発されるよう変化している。ひとつのLSIにたくさんの機能を持たせることで、音声だけでなく写真や動画が撮れるケータイなども登場した。これからはさらに、音質の向上や画質の向上などが求められるようになるが、それらは、実はアナログの技術と密接な関わりがあるという。

 渋谷コロキウムは同学のホームページより事前申し込みをすれば、誰でも参加が可能。今回はデジタルやアナログ技術に興味を持つ一般参加者、情報工学を学ぶ学生など100名が集まり、講演後の質疑応答では、講演者にこれから求められるアナログ技術やエンジニアの将来性などについて質問したり、意見交換されたりしていた。


■東京都市大学 渋谷コロキウム
http://www.tcu.ac.jp/lecture/seminar/index.html







▲左:株式会社ルネサステクノロジ・取締役 中屋 雅夫氏
右:東京都市大学 知識工学部 教授 堀田正生氏