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龍谷大学と茨木市議会が地域連携協定を締結
〜西日本で初、大学と地方議会の連携協定〜


龍谷大学/大阪府茨木市議会

2010-03-01UP

 龍谷大学(京都市伏見区・若原 道昭 学長)と大阪府茨木市議会(辰見 登 茨木市議会議長)は2月3日、龍谷大学深草キャンパスで、双方のもつ知識や人的資源を活用し、地域社会における高度な識見を有する人材を育成することを目的として、「龍谷大学と茨木市議会との地域人材育成に係る相互協力に関する協定」に調印した。市議会と大学の連携協定の例は、全国でも珍しく、西日本で初めて。

 この地域連携協定により、龍谷大学は、教員による茨木市議会の議会改革に関する講演・研究支援を提供する一方、龍谷大学大学院NPO・地方行政研究コース大学院生のインターンシップ受入先を、従来なかった市議会にまで広げることができる。また、茨木市議会は、龍谷大学で開催される研修・講演に優先参加できるほか、推薦制度によりNPO・地方行政研究コース(修士課程)へ入学し、他の自治体・NPO職員との議論の機会および先進事例についての研鑽の機会を得ることができる。このように地域連携協定によって、知識・人材の相互交流をすすめ、両者のもつ資源を活用していく。

 調印後、辰見登市議会議長は、「今回の締結により、大学の支援・助言等を得て、市議会における政策立案機能の強化・充実を図るとともに、新たな行政課題等についての調査・研究も大学と共同で行っていくなど、幅広い相互協力を期待している」とコメント。

 菅原学長は、「この協定締結により、本学が研究協力等で茨木市議会に貢献することができ大変光栄に思います。地域社会における人材育成のために、今後、茨木市議会との新たな連携協力の展開に期待しています」とコメントを発表した。

 龍谷大学大学院NPO・地方行政研究コースと茨木市議会との交流が始まったのは、2009年2月に「議会改革」をテーマに開催された「NPO・地方行政研究コース大学院生自主シンポジウム」以来。このシンポジウムはコース大学院生によって企画されているが、昨年は3名の議員(うち1名が茨木市議会議員)をパネリストとして招聘したところ、シンポジウム終了後に同議員とコース担当教員との連携に関する協議が始められ、まず2009年4月に茨木市との協定が締結され、続いて今回市議会との協定締結が実現した。

●本協定の概要と意義
 今回の協定書の内容については、以下の通り。

《目的》
1)大学は、議会が事務事業完遂のために必要とする高度な学術情報の取得および専門的研究者との交流等、議員の研修・研究の機会を提供する。
2)議会は、大学院生の実務体験研修の機会を提供する。

《具体的内容》
1)大学院NPO・地方行政研究コースへの議員の推薦による受け入れ(奨学金の支援制度適用を含む)
2)所属大学院生のインターンシップの受け入れ
3)大学の講義・講演会の優先公開
4)議会の事務事業に対する大学からの研究支援・助言
5)大学の研究教育活動に対する議会の情報の提供及び便宜供与
6)その他両者の協議により必要と認められる事業

《締結期間》
2012(平成24)年3月31日(その後、3年ごとに更新の可能性有り)

 同大学は「市議会との協定により、協定先が多様化することで研究フィールドやインターンシップ受入先も広がり、大学の教育活動に有効。また、議会改革への研究協力は、大学の社会的貢献という側面もある」と説明。今回の協定締結は、議会をテーマに研究したいと考えている同大学入学希望者にアピールする機会でもあり、今後のNPO・地方行政研究コースの飛躍的な展開も期待している。