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■ Reporter's NOTE
厚生労働大臣の指定を受けた栄養士養成施設は、全国に272校あります(2010年3月現在)。栄養士国家試験は1991年を最後に廃止されたので、いまでは、これらの学校を卒業することが、栄養士になる唯一のルートです。いずれも昼間部で、卒業と同時に栄養士免許が与えられることに変わりはありません。ただし、管理栄養士国家試験を受ける際に求められる実務経験年数が、修業年限によって異なります。2年制であれば3年、3年制なら2年、4年制は1年の経験が必要で、特に管理栄養士養成施設として認められた4年制の学校は、実務経験は必要ありません。
2002年の栄養士法改正に対応した管理栄養士国家試験がスタートして以降の合格率は、受験者が3万人を超えた初年(2005年)を除いて、30%前後で推移しています。受験者数23,744人の2009年の合格率は28.9%でした。うち、栄養士養成施設を卒業後に実務を経て受験した者の合格率は7.5%。相当に難関です。一方の管理栄養士養成施設の新卒者のそれは34.7〜98.6%と、学校による開きが顕著です。管理栄養士をめざして専門学校から大学に編入する場合は、国家試験合格率も含めて検討した方がいいでしょう。
「食べること、料理することが好きだから」は、かつて栄養士科に通う多くの学生から聞かれた進学理由です。決して栄養士の仕事の本質に迫るものではないけれど、間近に迫った進学を前に、自分に問いかけて見つけ出した理由だったのだと思います。一歩先に進むには、十分に筋の通った理由でした。
管理栄養士が登録制から免許制に変わり、特に大学でその養成課程の開設が相次ぎ、管理栄養士の社会的地位は、確かに上がりました。法律が定義するその役割は、次の通りです。「傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導」「身体の状況、栄養状態等に応じた〜健康の保持増進のための栄養の指導」「特別の配慮を必要とする〜栄養改善上必要な指導」……食べたり料理したりは、いまでも進学理由として通用するのでしょうか。
今回取材したスポーツ栄養コースは、2年制の専門学校です。栄養士に加えて取得をめざす健康運動実践指導者が卒業後の進路の可能性を広げ、その分だけ、進学や将来に向けた十代の試行錯誤を許してくれているように感じました。
■東京健康科学専門学校
http://www.touken.ac.jp/
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